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地域をつなげる居場所づくりフォーラムとは?

 コミュニティカフェ、まちの縁側、地域の茶の間など、人と人がつながり、個人と地域がつながるきっかけになる「地域の居場所」が増えています。その担い手が、出会い、語りあい、経験と知見を分かちあえる場づくりを、実践者みずから世話人となって進めるゆるやかな組織が、「つながる地域の居場所づくりフォーラム」です。主な活動は、年に一回の集い(地域をつなげる居場所づくりフォーラム)と、世話人による講演やワークショップの「出前」。今後も、賛同する世話人を少しずつ増やしながら、全国の活動を支援していきます(詳細は、下の設立趣意書をご覧ください)。

 

経緯

 本フォーラムは、2008〜2011年度まで長寿社会文化協会(WAC)が、日本財団の助成を受けて実施した支援事業「コミュニティカフェ全国連絡会」(現・全国コミュニティカフェ・ネットワーク)の共同代表・副代表を務めた河田珪子桑原三郎坂倉杏介が中心となり、全国連絡会解散後、有志によって設立されました。

 

設立趣意書

 本格的な少子高齢化社会に突入し、経済の先行きも不透明な現在。人間らしく生きるための基本的必要としての「つながり」が見直され、人と人がつながり、個人と地域がつながるきっかけになる「地域の居場所」に注目が集まっています。

 ここで地域の居場所と呼ぶのは、「誰もが自由に出入りできる地域の小さな交流拠点」という性質を持つ場で、「地域の茶の間」、「まちの居場所」、「まちの縁側」、「コミュニティカフェ」など、様々な名称と形態で各地に広がっています。テーマは、高齢者福祉、障害者福祉、子育て支援、まちづくり、コミュニティビジネスなど多彩ですが、共通するのは、関わる人々が、人と人との「あいだ」で生きる力を快復し、個人と地域との「あいだ」で生き甲斐を見つけることのできる場所であるということです。

 こうした地域の居場所は近年、新しい地域づくりの仕組みの一つとして、地域福祉から地域活性化まで広い分野で、その存在意義が認められつつあります。しかし、一般的な認知度は高まってきたとはいえ、こうした地域の居場所をどのようにひらき、継続的に発展させていくか、どのようにこれから始めたいという人の後押しをし、これまで続けてきた人を支援できるかといった点が、次の課題であるといえます。地域の居場所をつくる画一的な手法はなく、またお金や場所があるだけでは成り立たないからです。

 地域の居場所は、特定のサービスを提供する施設ではなく、そこに集う一人ひとりが互いを尊重しあえるあたたかい関係の現場です。その現場は、つくり手それぞれが自分の個性を存分に発揮することで姿を現します。つくり手の、人間の存在や営みを尊重する尊重の仕方がそのまま、地域の居場所の文化になる、ということです。こうした価値は、目には見えにくく、それゆえ、理解を得にくいことも多いでしょう。それが心をくじく要因になることも、少なくありません。逆に言えば、そうした想いを共有し、悩みを相談できる場こそ、地域の居場所を発展させる大きな力になるはずです。

 そこで私たちは年に一度、実践者同士が、出会い、語りあい、分かちあえる場として「地域をつなげる居場所づくりフォーラム」を開催することにしました。この場をつくるために、まずは趣旨に賛同する実践者によるゆるやかな世話人組織を立ち上げ、フォーラム開催の準備にあたるとともに、世話人たちがこれまでの実践で得た経験を、これから実践したいという人たちに講演やワークショップという形で提供していく仕組みづくりを行っていきます。こうした活動を通じて、地域の居場所の価値を分かちあえる人が増えていくことこそ、生きづらさを抱えた人が自分らしく生きる足場を、多様な人々の営みが織りなす豊かな地域社会を下支えしていく原動力になると、私たちは考えています。

 まずは、趣旨に賛同してくださる世話人を少しずつ増やしていきながら、ささやかな活動を進めていく所存です。ご協力ほどどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

2012年10月

世話人:河田珪子、桑原三郎、坂倉杏介、田中尚輝

 

連絡先

〒105-0014 港区芝3-26-10「芝の家」
TEL/FAX:03-3453-0474
E-mail:kyosuke(at)ss.iij4u.or.jp(坂倉)